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自己破産寸前からのベストセラー!田口智隆さんの学校では教えてくれないお金の授業

自己破産寸前からのベストセラー!田口智隆さんの学校では教えてくれないお金の授業

20代で作った多額の借金が、人生の仕事を作った田口 智隆(タグチ トモタカ)さん。「学校では教えてくれないお金の授業」という魅力的なタイトルの講演会やセミナーで全国を駆け回っています。お金とうまく付き合うことができなかった頃と、ベストセラー本を出版するようにまでなった現在とでは、一体何が違うのか。誰でもお金と自分をコントロールできる?お金のプロのお話をとことんお聞きしました!

田口智隆書籍

お金の仕事

― 現在、どういったお仕事をされているのですか?

現在は、1年間に3冊くらいのペースで「お金の本」を書いています。お金についての基本的な考え方の本を書きながら、全国で「学校では教えてくれないお金の授業」というタイトルで講演会やセミナーをさせて頂いています。

― お金のプロとしてファイナンシャルに特化するようになったキッカケというのは?

一時期、保険の営業関係の仕事をしていたことがあって、その時にファイナンシャルプランナーの資格を勉強したのがキッカケですね。仕事の中でそういう機会があったのと、『金持ち父さん貧乏父さん』(著:ロバートキヨサキ・筑摩書房)を読んだことが大きかったですね。

田口智隆

自己破産寸前だった20代

― プロフィールを読ませて頂くと、借金がめちゃくちゃあったということですが、そこから持ち直して結果を出されてきた道筋を聞かせて頂けますか?

28歳の時に自己破産寸前くらいまで借金を作ってしまって、その時に読んだのが「金持ち父さん貧乏父さん」。そこからお金と真正面で向き合って、借金を返さなくちゃいけないと。究極の節約じゃないですけど、それまでの無駄遣いをすべてやめて、まずは2年間くらいかけて返済しました。

借金が終わったら返済に当てていたお金が残るのですが、そのまま置いておいてもなかなか増えないじゃないですか。今と同じで金利が低かったので、無駄遣いが減り借金も完済したことで、お金は貯まるけども増えていかない。そこで、『金持ち父さん貧乏父さん』を読んでいたので、投資も実践していこうと。

実践して、実践したことをメルマガで伝えたら読者も少しづつ増えてきて、メルマガの収入が入ってきたのと、投資の運用で増えていったって感じです。

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お金との向き合い方で差がでます

― 色んな人達がお金の問題を抱えていると思うのですが、手元にお金を残せる人と、そうじゃない人の違いは?

若干キツイ言い方になるかもしれないですが、大丈夫ですか?

僕もお金に困っていた自己破産寸前の時期は学習塾で講師の仕事をしていて、月々のお給料もそんなに悪くないんですけど、どんどん借金をしていった。

― 何の借金で?

一番はギャンブルかな。金額でいったら競馬が一番大きいと思いますね。あとは夜ネオン街に落とした飲み代。

― よくそんなに借りられましたね?

時代ですね。今は収入の何割かしか借りられませんが、当時は返していればいくらでも借金ができたんです。でも自転車操業だから他のカードで他のカードの借金を返したり。年収に近い金額を借りていた時期もあったので、スレスレの状況ではあったと思うんですよね。

そういう時ってお金との向き合い方もいい加減というか、なぁなぁというか、管理ができていない。「なんとかなるか…」とかね、意外と危機意識が少ない。「なんとかしなくちゃいけない」と思いつつも、現状を変えるのは面倒くさいみたいな。

借金にずっと苦しんでしまう人の傾向は、その状態で過ごされる方ですね。ダメだと思ってお金を貯める行動をきちんと起こす方は、借金から抜け出すことができる傾向が強いです。

今を重要視するか、将来をイメージするか

ただ、そこには負荷がかかるんですよね。買いたいものが買えないだとか、使えるお金が減るわけですよね。そこをどう捉えるかが違うと思うんです。

今の方が重要性が高い。わざわざ今我慢してまで将来のことをするよりは…っていう感覚と、将来のイメージっていうんですかね。「今これをやっていたら将来こうなってしまう」という危機感があれば抑えられると思うんですけど。「なんとかなるだろう」って思うのならば、わざわざ今我慢する必要ないっていう考え方になる。

田口智隆

借金から抜け出せたキッカケ

― 問題の先送りという感じですね。ギャンブルとかでお金を使っていた頃から危機を感じて一転、貯蓄に回す…言葉では理解できますが、実際に実行していくのはとても大変じゃないですか?その切り替えはどのようにしたのですか?

例えば、競馬の馬券を買ったり、飲みに行ったりしていたのは一人ではなくて、職場の仲間と行く場合が多かったんですね。一番はやっぱりそことの付き合いが切れたというか。

― それは転職か何かで?

そうですね。父親が保険会社を経営していたのですが、父親が倒れてしまって、私も保険業をしていたので、稼業を継ぐという形になったんです。強制的に職場が変わって、借金も首が回らなくなっていたタイミングだったものですから、良い機会だと。

― 本当に危機を感じたことによって、何が問題かが明確になったということですか?

借金していた最中は、あまり恐怖を感じなかったんですけど、最後の方は「借金取りがもしかしたら家に来るかな?」みたいな、本当にこのままじゃヤバイっていう恐怖がありましたから、それ嫌じゃないですか。その嫌な気持ちが原動力というか行動力のひとつになったと思うんですよね。元々怖がりな性格も持っていたりするので、そういう人が来るのは嫌だなっていうか。

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― もう借りられなくなったという状態だったんですか?

もうこれ以上借りると毎月の月収よりも、月の返済額が返済能力を上回ってしまうので、このままだとお手上げかなという感じでしたね。あとは月の収入をもっと上げなきゃいけないんですけど、その時はなかなかすぐ上がる状況じゃなかった。これ以上月の返済額が上がると生活できなくなって自己破産するしかないかなって感じでしたかね。

その時は毎月綱渡りみたいで、給料が入ったら1週間とか10日でほとんどなくなって、残ったお金で次の給料まで食い繋いで…って、その繰り返しが続いてて、いつかお手上げかなって感じが薄々気が付いていた時期でしたね。

基本的に、気持ちひとつ

― 節約を続けられたコツを少し教えてください。

僕の場合、浪費の部分の無駄遣いと、生活費の消費の部分は考え方を分けました。ギャンブルとか飲み代は無駄遣いなので基本的には気持ちひとつでやめられる。危機感や将来のことを考えて使わないって自分の中で、どこまで思えるかは大きいですよね。

キッカケは人から言われてということになるんですけど、最終的に自分が使いたいってなってしまうとなかなかやめられないので、本人が今使うより別の所にお金を回した方がいいと考えられるかが大切です。

生活費のところはやめるってわけにはいかないんですけども、例えば携帯。同じキャリアを使うにしても、もう少し安いプランはないかなとか、格安のSIMに変えたとしても問題がなくて料金が大幅に下がるのであれば、検討してみていいかなという。比較をして自分にとって最適化ができているかをチェックするなど、一般の消費の部分では改善できることはあると思います。

情報をあげる

― 田口さんのところへ相談に来られる方は多くいると思うのですが、そういうところからプランニングしてあげたりするのですか?

浪費のところを伺って、全部はやめられないんですけど、このまま続けていたら今の収入が現状維持の場合貯まっていかないので、無駄をチェックしてあげたりだとか。消費の部分でもあまりにも最適化されていない方に関しては「一応検討してください」と。

通信費、保険、固定費を変えることによってそこから本人が自分で調べていくっていうことが多かったですね。

田口智隆

― そのキッカケを与える人がいてくれるだけで全然違いますよね。

そうですね。あまり僕の方も手取り足取りお伝えしてするというよりは、情報提供だったり提案にとどめて、実際の行動はご本人にしてもらうんですね。なので、情報を知ってるか知らないか、誰から聞くかということが大きかったりするかもしれないです。

お友達から聞いて変えられる人もいれば、お友達から聞いても「なんか面倒くさいからいいや」ってなる人もいますしね。僕が28歳のときもそうでしたけど、気持ちが結構大きかったりしますね。あと、周りの環境。

最初にやったお金の増やし方と、現在の増やし方

― 借金の返済に目途が立って、次にお金を増やす方向に行き始めたと思うんですけど、一番初めにやったことは?

借金の返済に充てていたお金が月々大きかったので、返済がなくなると貯金が増えていくんですよ。そのお金を元手にして株式の運用。セミナーや勉強会に行きながら実際に投資をしていったっていうのが最初のところですね。

― 株を買うときの基準はどうされていたんですか?

僕が当時買っていた株は、いわゆる新規上場株(IPO株)でした。この株に特化して情報を集めていました。だから僕の最初のメールマガジンは「IPO株で年間〇〇万円増やした方法」という内容とテーマでしたね。

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増やすより生み出す

― 現在の運用の仕方とは違うと思うのですが、差し支えなければ、現在の運用方法を教えていただけますか?

今はどちらかというと、分散して守りを固めるという感じです。増やすより守りを固める。あとは、ある程度資産ができているので、その資産からお金を生み出すという感じです。

新しい雪だるまを作るというよりは、大きい雪だるまから小さい雪玉を生み出すっていう資産運用をしています。家賃収入や配当収入というのをどんどん売ったり買ったりして、増やすというより生み出す。

30代前半の借金を返し終わって、最初お金を作るときは確かに増やすということにフォーカスしていたんですが、今は増やすというより、守りながら生み出すことにフォーカスしていますね。

お金の目標をたてる

― これからお金をちょっとずつ作っていきたいな、と考えている人たちは、どういった考えでどのような取り組みをしていくとよいですか?

ひとつは、いつまでにどのくらいのお金を貯めて、どう使うかというのを把握することが一番いいんですよね。長期的な目標としては、今年になってから話題になっている年金の問題とか、自分たちの老後資金をいかに自分たちで不足を補うか。

65歳とか70歳になったときにどれくらい自分たちがもらえて、どれくらい足りなくなるか、だから残りの期間でどのくらい備えなきゃいけないかっていうことを把握することがいいと思うんですけど、若い方にとっては結構長い話なんですね。

40歳の方でも30年後の話になってきてしまうので、30年間気持ちを維持するのは難しかったりもします。なので、できるだけ少し短い期間でお金を貯めて、そのお金を使うことも楽しいというか、メリットを感じてもらうのが僕はいいのかなと思うんですね。

例えば1年後に家族とか夫婦、友達でもいいんですけど、50万とか30万とか100万でもいいんですけど、貯めたお金で何か買うなり旅行へ行くなり、使うという。まぁ、物を買うより体験で、旅行とかやったことのないことをするのがいいと思うんです。普段なかなか100万円一気に使うということはないと思うので、100万円でどういうことができるのかなって。

田口智隆

貯める、使う

― それはすごくいいですね!楽しいですしww

老後のお金ってどうしても使うのが先だし、貯める時間が長いからモチベーションが厳しいんですよね。それを考えると1年間くらいでちょっと頑張らないと貯まらない金額を目標にして、実際使っちゃうっていうのがいいと思うんですよね。

お金とは別物で、僕は今航空会社のマイレージを貯めているんですけど、マイルも貯めることによって国内も海外にも行けます。もちろん海外旅行に行けるだけ貯めてもいいんですよ。しかしたくさん貯めるには少し時間がかかる。できれば一旦、少ないマイルでもいいから貯めてみて使わないと、多分良さがわからない。

事業資金でもいいと思うんですよね。少額であったとしてもやれる事業もあるので、事業のためのタネ銭だったり、やっぱりそれは使うわけなので、とにかくまとまったお金じゃないとできないことに使ってみる。それが多分貯めたときに「これだけのお金があると、こういうことができる」っていう。それがないと貯めるモチベーションが湧かないんじゃないですかね。

― お金を使うって、やっぱりモチベーションを維持するために重要なことですよね。

使うことに焦点をあてながら貯めていく。あるいは増やしていく。やっぱりより多くのお金があると、更にできることも多くなるわけですから。とりあえず貯めて使うということがいいでしょうね。

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現在のお金に対する考え

― 破産寸前から現在お金に苦労しなくなってから、どんな状況ですか?

感覚的には自己破産寸前のときと変わらないと思うんですよね。当然借金を抱えているプレッシャーはないんですけど、お金に関して意識はそんなになくて、そもそもお金についてそんなに考える時間もないっていうんですかね。

無頓着って言ってしまえばそうかもしれませんが、借金してるときも「将来どうなるかな」ってことを考えることがないから自己破産寸前だったわけで。ある程度資産ができてきて、お金を自由に使えるようになってきたときも、あんまり執着しなくなってくる。

将来への金銭的な負担を日々感じないっていうのは、もしかしたら同じで、なかなかそれはそれで面白いのかなって思いますけどね。

― お金が無い時って、ものすごくお金を欲するんですけど、お金がちゃんと回り始めると、なんか「買えるけど買わない」みたいな。今まで欲しかったのに、「いつでも買えるから別にいらないな」みたいな。そんな感覚になりますね。

物欲は減ってきますね。良くも悪くも、お金がない時の方が物欲が強くて、いざ買えるようになってくると、「別にそんな欲しくなくなっちゃったな」っていう気持ちはよくわかります。僕の周りの方もそう言いますね。「物欲がそれほどないんだよね」って方が多い。

オススメの著書

― 今後の展開と本の話にも少し触れたいのですが、本はものすごい冊数出されていますね。

今年も何冊か本が出たんですけど、多分読みやすいのは今年の夏に秀和システムさんから出た『お金の常識に騙されるな』。読み物になっているので、お金のことをちょっと知りたいなって感じだと、これがサクッと読める。

これから実際にお金の取り組みをしたいって方は『入社一年目のお金の教科書』。これは初心者の方でもいいですし、別に入社1年目に限らずベテランの方でも。実際投資をしたいとか、読み物というより実用的なところです。具体的にアクションを起こしたいという方に読んで欲しいですね。

今後の活動はメンバーを厳選して

― 最後に今後考えていることなどありますか?

全国広く浅く講演会にきてくれる人がたくさんいるわけなんですけども、そろそろもうちょっとコアなメンバーで、後継者じゃないですけども、それが作れたらなっていう時期であるかもしれないですね。今までは、講演などでひと通りお伝えして、後は各々頑張ってください、という感じだったんですけど、少し一緒に取り組んでいく、ほんとに濃く。後継者というか、門下生よりは愛弟子みたいな形でできたらいいかなっていうのを考えてやっていますね。

― それはとても魅力的ですね!

ただ一緒にやるとなるとコアなメンバーになってくるとので、今までのように、フワッと話を聞いて興味を持ってくれた人というよりは、「ガッツリやろう」って思いのあるメンバーだけを厳選して。それこそ面接みたいなのをさせて頂いて、一緒にガチで取り組んでいこうみたいな方を作ってもいいかなって思っていますね。

田口智隆

【略歴】
田口智隆(タグチトモタカ)
株式会社ファイナンシャルインディペンデンス代表取締役。

28歳のときに自己破産寸前まで膨らんだ借金を徹底した節約と資産運用によりわずか2年で完済。その後は「収入の複線化」「コア・サテライト投資」で資産を拡大。34歳のときにお金に不自由しない状態「お金のストレスフリー」を実現し、2007年に株式会社ファイナンシャルインディペンデンスを設立する。

「金融機関の代理人ではなく、お客様の代理人」を基本理念に特定の金融機関に属さないからこそできる、公正で中立な「お金」の「セカンドオピニオンサービス」を行う。保険料の削減、積立投資による資産運用、収入の複線化など「お金」にまつわるお悩み相談・マネーカウンセリング受診者は現在までに1000人を超える。2009年には、実体験に基づくノウハウをまとめた処女作『28歳貯金ゼロから考えるお金のこと』を出版、5万部を超えるベストセラーとなり一躍注目を集め、その年から日本各地でスタートした「学校では教えてくれないお金の授業」の講演回数はこれまでに1000回以上となり、受講者は述べ50000人を超える。

田口智隆氏書籍一覧